WEB教室で学ぶ > > 正しく読むために 6 指示語と接続語

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論理記号、すなわち論理関係を明示する言葉の代表が、 指示語と接続語です。

 

指示語とは、「これ」や「このように」、

「そのこと」や「そういう~」など、何かを指し示す言葉です。

指示語があることで、指示語が含まれる一文や語句は、

指し示される一文や語句と明確なつながりを持ちます。

指示語は単に何かを指しているだけでなく、

文章につながりを与える働きをしているのです。

必ず何らかの対象を指し示しているのですから、

指し示される事柄と指示語自体との間には、 イコール関係が成り立ちます。

つまり指示語とは、イコール関係によるつながりを文章にもたらす記号なのです。

指示語を目にしたら、それが何とイコール関係にあるのか、

その指示語を正確に言い換えたらどうなるか、

指し示している事柄が何なのかを厳密に特定することが大切です。

 

一方、接続語とは、文字通り、前後をつなぐ言葉ですが、

ただつないでいるだけではなく、文章の論理関係を明確化させる働きを持ちます。

この場合の論理関係は、4つの論理関係すべてです。

厳密に分類するなら、もっと細かくなりますが、

わかりやすさを優先して大きく分ければ、やはり4つに絞られます。

以下に、論理関係ごとに代表的な接続語を挙げてみましょう。

なお、ここで接続語と言っているのは、 いわゆる接続詞に限らず、

つなぐ働きをする語句をすべて含めます。

 

(1) イコール関係

 つまり すなわち 言い換えると ということは

 たとえば 例を挙げると 具体的に言えば

 

 (2) 対立関係

しかし けれども だが 一方 他方

これに対して 反対に むしろ よりも 

 

(3) 因果関係

だから したがって そういうわけで 以上より この結果

なぜなら なぜかというと この理由は 

 

(4) 付け足し関係

そして さらに しかも また あるいは(※対立関係を示す場合もある)  加えて

ところで さて では ただ ただし 

 

よく使われる語句をざっと挙げてみましたが、

他にもたくさんの表現があります。

文章を読みながら、他にどのような接続語があるか考えてみてください。

接続語を目にしたときは、そこにどのような論理関係があるか、

接続語を挟んだ文章の前後が、どのような関係でつながっているのかを意識することが大切です。

 

指示語と接続語は論理記号の代表です。

文章の論理関係を整理し、内容を正確に理解するための最も確実でわかりやすい手がかりです。

文章を読むときは、指示語と接続語とに必ず注意するようにしてください。



投稿者: フィロソフィア国語教室 カテゴリー: タグ: 投稿日時: 2014年11月1日 03時46分