WEB教室で学ぶ > > 文法学習の出発点 6つの活用形について

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六つの活用形について説明しておきます。
未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形の六種類です。
古文の参考書には、必ずこの順番で文法の説明がされていますので、
このままの順で確実に記憶にとどめてください。

まずは、未然形。
これは、助動詞「ず(打ち消し)」や「む(推量)」などに続くときの形です。
打ち消しにせよ、推量にせよ、事態はまだ起こっていません。
「歩かず」といったら、まだ歩いていないのです。
「歩かむ」といったら、これから歩こうとしているわけで、やっぱりまだ歩いていないのです。
このように、この形は、動作や状態が「まだ起こっていない」ときに使うことが多いのです。
そこで、「未然形」=「未だ然らず(まだそうでない)の形」のという名前がついています。

次は、連用形です。 
これは用言や助動詞の「たり(完了)」、「けり(過去)」などに続く形です。
用言(動詞・形容詞・形容動詞)に連なる(続く)形なので「連用形」といいます。
たとえば「歩きまわる」という言葉の「歩き」は、
「まわる」という用言(動詞)に続いているので連用形です。

お次は終止形。
これは文が終わる時の形です。
つまり「。」の前の形で、辞書を引くときなどの基本形になります。

続いて連体形。
これは名詞に続くときの形です。
名詞を体言というので、「体言に連なる形」で「連体形」です。

次は已然形。
これは助詞「ども」や「ど」などに続く形です。
事態がまだ起こっていないときに使われがちな未然形に対して、
こちらはすでに起こった事柄を表すときに使われがちです。
「歩けども」と言えば、「歩いたが」、「働けど」と言ったら、「働いたが」という意味です。
そこで、「已に然り(もうそうなった)の形」ということで、「已然形」という名前がついています。

最後は命令形です。
これは文字通り、命令の意味で文を終えるときに使う形です。
たとえば、「早く歩け」の「歩け」です

以上、六種類の活用形を確認してきました。
文法用語をむやみに覚えるのではなく、その意味合いまでしっかり理解して覚えるようにしましょう。



投稿者: フィロソフィア国語教室 カテゴリー: タグ: 投稿日時: 2014年11月30日 00時13分