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駅前教室開校記(17)

夏期講習。

小学校高学年向けの精読教室では、マーク・トウェイン「トムソーヤのぼうけん」を読み進めました。

 

今回は読了後に

「共感できた箇所」「重要な箇所」「表現がおもしろい箇所」「疑問がのこった箇所」

にそれぞれ、4色の付箋を貼ってもらうことに。

真っ白だった自分の本が、カラフルに飾られていくのは気持ちが良い作業のようで

皆夢中になって読み返しながら、ペタペタと付箋を貼っていました。

 

どうしてそこに付箋を貼ったのか、理由を問いながらメモを作成していくと

それが夏休み課題の強敵「読書感想文」の下書きとなります。

 

同じ本を読み進めていたはずなのに、子どもによって気になる箇所はまったくちがっていて

最終日には、たくさんの付箋が貼られた本にも、付箋をもとに書かれた感想文にも

それぞれのカラーが出ていました。

 

いたずらを繰り返して怒られてばかりいる主人公トムの心情、

トムを叱りつけながらも、怒られているトムに同情するポリーおばさんの心情、

学校に行かず、遊んで暮らしているハックにあこがれる子どもたちの心情、

そんなハックと近づくなという大人たちの心情、、、

どれも複雑な心情のようであっても

子どもたちには、思い当たるところがあるようで

「共感できた」付箋をたくさん貼ることができていました。

 

たとえば、

学校をさぼりたい朝に、自分が病気にならないかと期待するトムへの共感を

日常生活で語るのは、褒められるべき態度ではないかもしれません。

 

けれど、自分の中にもそんな部分があることを認めること、

そのことを文章で素直に表明できることが、

読書感想文の中では認められ、時には評価にすらつながります。

 

そんな感想文ならではの自由な楽しさを伝えられるようにと意識して

授業を進めました。

 

参加した一人の生徒さんが、読書感想文に

「トムはいたずらばかりしているけど、本当に大切なことを知っている」

と書いているのが印象的でした。
 

そう感じ取れるのは、

彼女自身もきっと「本当に大切なこと」をわかっているからにちがいないのですが

では、「本当に大切なこと」とは何なのだろう?

と、言葉にしようとするととても難しい。

 

しかし、そんな正解のない問いの答えを

一行でも納得して書き進めるができたならばそれが

文章の「個性」になるのではないかと思います。

 

付箋付きの本はぜひ、本棚にそのまま残しておいて

何年か後に「小学生の頃、ここに付箋を貼ったのはなぜだろう??」と思い返しながら

もう一度読み返してみてほしいです。

 

今年も「甘いっ子」のかき氷を食べそびれたまま

あわあただしく夏休みが終わってしまいました。

来年の夏の楽しみに残しておきます。

 

                  フィロソフィア国語・寺子屋教室 西荻窪駅前教室 山田

 



投稿者: フィロソフィア国語教室投稿日時: 2016年8月29日 00時00分