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苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。

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合格体験記(東京大学文科Ⅲ類へ進学)

怠け者の僕が国語教室へ通って東大に合格するまで

第一章 怠け者でも東大に入れる

 僕は勉強しはじめるまでが時間がかかりました。特に現役の時はひどかったです。やるぞやるぞと思いつつ、真剣にはじめたのは世界史が7月から、英語が8月から、数学は12月から、日本史にいたってはやりませんでした。もちろん落ちました。浪人時代も5、6月はそこそこ真剣だったものの、受験の天王山などといわれる7、8月は英作文を書いてたこと以外は無駄に過ごし、10月からまたエンジンがかかった感じでした。本当に真剣だったのは直前2週間だけかもしれません。そんな僕から言わせて貰えば、(直前以外は)勉強に狂う必要はないと思います。狂える人は狂っていいと思いますが、僕にはできなかったです。息抜きをしながら気長にやりましょう。目標を忘れていなければ、しばらく遊んだ後には勉強したくなるはずです。やれる時にやりましょう。

第二章 東大に入る勉強法

 僕の勉強態度については上で書いたので、ここでは各教科の勉強について書きたいと思います。地歴については、僕は日本史世界史選択だったので、この2教科についてだけ書きます。  

 <英語>
 英語は正直苦労しました。今でも何をやればいいのかわかってないように思います。長文を毎日読むのも三回くらい始めたもののすべて半月ほどで挫折しました。でも、それが無駄だったということではないです。他の教科でもいえることですが、何をすればいいのか分からなかったら、悩むのをやめてとりあえず手近にあるものでも何でもいいのでやるべきです。そこから弱点が見つかって、ということもあるはずです。英語の話に戻ると、僕は英作文が大事だと思います。単に配点が高いからというわけではなく、英語が苦手な僕にとっては文法をやり直す機会になり、辞書や単語帳を見返す機会になったからです。基礎的なことでもしっかりした知識が無ければ作文はできないからです。というわけで英文法が全然身についてないという人には英作文を早めにやってみることをオススメします。国語教室では、坂爪先生の友人の優秀な英作文の先生(オックスフォード大学修士課程修了)も紹介してくれて、非常に助かりました。基本的な文法事項が身についていて、単語も結構覚えてるという人には僕が勧められることはないです。せいぜい過去問をいっぱいやって形式になれ、時間内に解き終わるようにしておこうというくらいでしょうか。一応試験の形式に触れておくと、全5問で、要約・整除、英作文、リスニング、文法・和訳、長文です。解く順番は好みですが、参考までに言っておくと僕は英作文→要約→(強制で)リスニング→文法・和訳→整除→長文でした。長文はだいたい15分で解いていました。解く順番については周りの人にもいろいろ聞いて参考にするといいでしょう。

<数学>
 数学も苦手教科でした。浪人時代の駿台の授業でようやく基礎を学んだくらいひどかったです。特にベクトルと積分は大嫌いでした。ただ、確率が好きだったのでそこは助けになりました。東大の数学では積分、確率(+数列)、整数問題などがでやすいように思いました。ただし、傾向についても自分で過去問をいくらかやってみて自分で分析することをオススメします。その上でよく出る分野をしっかり勉強していけば自信を持てるのではないでしょうか。参考書は『大学への数学 1対1対応の演習 数学Ⅰ』及びそのシリーズ(A、Ⅱ、B)をオススメします。むしろこれだけでいいと思います。問題を見ただけで解放が浮かぶようになるまでやるとなおいいです。

<国語>
 いよいよ国語です。といっても自分では特に何もやっていませんでした。現代文は坂爪先生と問題を解いて読解していたくらいで、古漢は模試前に文法を見返せばいい方でした。でも正直、東大の古漢は簡単なので、基礎的な語と文法が適当にでも身についてれば何とかなっちゃいます。一回しっかり文法をやればあとは試験前まで放置でいいと思います。現代文は、一人では勉強しにくいので、国語教室のような少人数制の塾で丁寧に添削してもらうのが一番良いと思います。自分の解答に何が足りないのかは、他人の目を通じてでないとわからないからです。国語教室では、十年分の東大の過去問に取り組み、一題ずつ徹底的に考えさせられました。もし一人で国語の勉強をするのなら、問題を解いて、分からない問いがあったら各予備校などの答えを参照し、解答の根拠を探す、あるいはこの解答はおかしいとケチを付けてみたりするといいとおもいます。このとき二つ以上の予備校等の解答があるといいでしょう。オススメは河合塾です。解答が正確な(気がする)上に河合塾のホームページで手に入ります。もちろんタダです。

<日本史>
 日本史は古代、中世、近世、近代から一問ずつでますが、近代を除き細かい歴史用語や人名、年号はほとんど必要ありません。しかしその代わりに、少々特殊なテーマや、歴史の流れや背景を示す用語を覚える必要があります。これらは教科書にもたいてい載っていますが、東大の形式に合うようにそれらの情報をうまく抜く出すことは難しいので、自信がなければ塾に行くべきでしょう。日本史のもう一つの特徴は、受験生が絶対に知らないような事実や視点から答えさせるために文章が与えられることが多いということです。1年で2問ほど、少なくとも1問は出るといっていいでしょう(ただし、近代ではあまり出ません)。このタイプの問題は事前の知識があまりいらないという点でとてもおいしいです。与えられた情報をうまくまとめつつ、必要と思われる単語を適当にたして答案にまとめてやれば高得点が狙えます。つまり、日本史は近代をしっかりやっておけば後の範囲は「せっかく勉強したのに出なかった・・・でもできたからいいか」となることが多いです(だから勉強しなくてもいい、というわけではありませんが)。そして近代についてですが、これは少々つらいです。基本的な事件の年号もある程度把握しなくてはなりませんし(グラフや表の読解に必要であることが多い)、教科書に載っているのか疑わしい知識まで求められることもあります(大日本帝国憲法の構造や経済に関しての問題など)。教科書に載っていてもそれをまとめなくては役に立たないものも多いです(一例としては労働運動史や紡績業・製糸業史)。過去問をチェックして昔出たテーマや自分で予想したテーマについてまとめる作業が必要でしょう。それがめんどうであればいっそのこと塾に行くのもいいでしょう。学校の授業がしっかりしていればもちろんそれで構いませんが。

<世界史>
 世界史は体系的な知識と細かい知識の両方が必要です。体系的な知識を持つということは、世界史を世界の歴史としてとらえること、地域史の寄せ集めとしてでは無く、相互に関連を持つ存在として世界史の全体像を自分の中に持つということです。これははじめは難しいと思いますが、半年から一年しっかり勉強すれば自然に身についてくると思います。近代に関して言えば、イギリス史をまとめるとそれがそのまま世界史になるように思われました。オススメします。細かい知識については、世界史では単語を聞いてくる問題も必ずでます。ここではみんなが答えられる問題を落とさない程度の力は必須です。点の底上げにもなるので、教科書でそこそこの扱いを受けている用語は書けるようにしておきましょう。センター用の勉強と重なることも多いです。また、短い論述でも知識が聞かれているのは間違いないでしょう。同年代、同地域の事件の関連性などはおさえておきましょう。小さなテーマを作って自分でまとめておくのもいいです。

第三章 東大受験と国語の勉強

  国語についてのイメージはどんなものでしょうか。普通は「答えは書いたけどあってるのかあってないのかわからない」「何点取れるか読めない」「運次第」といったものだと思います。確かに、東大受験において得点計算が一番しづらいのは国語といっていいと思います。暗記を行えば得点が伸び、大体何点取れるかも分かる地歴や、自分の実力が分かりやすい英語や数学と違って国語は何点取れるかが予想しづらい教科です。しかし逆に言えば、国語で自分が何点取れるか予想が付けば他の科目で何点取ればいいのかもはっきりしてきます。これは、「ギリギリで受かろう」と勉強している時には大きな助けになります。「国語で~点取れるから数学は~点でいい。じゃあこの分野は捨てよう。」といった具合に、効率のよい勉強ができるからです。しかもその国語の点が高ければ、英語や数学が苦手でもそれを補うことができます。僕は英数どちらも得意とはいえませんでしたが、国語のおかげで自信を持って受験することができました。国語について自分の実力をしっかり把握すること、そして国語で高得点を狙えるようにすること、これらは東大に受かる可能性を大きく上げてくれるのです。

第四章 国語教室での思い出

 僕は国語を解くときに基本的な接続詞や指示語の関係を見落としがちな癖があったのですが、坂爪先生は僕が見落としていると感じた時には毎回ちゃんと注意してくれたので助かりました。受験前最後の授業ではやりがちだったミスをリストアップして、試験直前に見られるようにもしました。そのおかげで受験の時は休み時間にそれを見返し、落ち着いて解答できました。解答に関して意見が合わない時に時間外まで熱心に議論したこともいい思い出です。そのような議論の中で自分とは異なる視点の置き方や根拠の置き方も知ることができました。国語は、大教室で授業を聞いてもなんだか実感が無いまま終わってしまいがちだったので、この教室にこれたことは本当によかったと思っています。また、国語以外の教科も時々見てくれたことは地味ですが、よかったと思います。サボっているのがばれるので勉強する気になりました。国語教室では他にも勉強についての悩みも聞いてもらったりと親身に世話してもらいました。国語の力は、受験においてはもちろん、大学に入ってからも必要なものです。この文を読んで国語教室に通いたいと思う人が一人でも増えてくれれば幸いです。

                  (S君 2008年東京大学文科Ⅲ類へ進学)



投稿者: フィロソフィア国語教室投稿日時: 2014年10月18日 02時34分