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「日本語」の概念を広くとるなら、

古文は疑いなく日本語の一種です。

 

しかし現代の日本語とは異なる文法に基づくので、

自然に意味をとるのは不可能であり、

外語語と同じように学習する必要があります。

 

とはいえ以下の二つの理由から、

一般的な外国語学習よりもはるかに楽に学ぶことができます。

 

一つは、言うまでもなく、現代の日本語に通じるところがあるからです。

文法の点でも語彙の点でも現代日本語と共通点が多いので、

良くも悪くも、語学学習に伴う困難さを軽減することができます。

 

二つ目の理由は、読みに特化された言語だからです。

一般的な外国語学習においては、

リスニングや会話、作文の対策にも取り組む必要があるため、

学習の方法は多様になり、膨大な労力が求められます。

これに対して、通常のコミュニケーションとは無縁な古文学習においては、

読むことだけを意識すればよいので、

学習の方法を限られた範囲に絞ることができます。

 

つまり古文学習とは、

現代日本語と近接性のある言語の、読みに特化した学習なのです。

したがってその方法としては、

現代語との違いに気をつけながら、

ただ読むためだけに最も効果的な対策を採用するのが良いでしょう。

具体的には、以下の順序で学習を進めてください。

 

① 用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用を覚える。

 

② 助動詞の活用・意味・接続を覚える。

 

③ ①と②で身につけた知識を使いながら文章を読み進め、単語や語法の知識を増やす。

 

多くの高校生が、①と②が曖昧な状態のままで③に取り組みますが、

①と②の暗記なくして古文が読めるはずはありません。

文法の正確な習得が大前提であることは、

古文の学習でも外国語の学習でも同じなのです。

 

文法事項の暗記は退屈で面倒なので避けられがちですが、

①と②さえ乗り越えれば古文の学習がだいぶ楽になります。

次回以降、古文を読むために必要な文法事項を、

順々になるべくわかりやすく説明していきます。

 

 

 



投稿者: フィロソフィア国語教室 カテゴリー: タグ: 投稿日時: 2014年11月25日 04時23分