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小学生基礎の授業から

こんにちは。宮前教室の鈴木です!

 

 

先日、小学生基礎の授業でこんなことがありました。

ある4年生が、「パリ」についての説明文を読んでいたときのこと。

パリは「芸術のみやこ」と言われ、多くの芸術家が集まっていた、という内容で、

「芸術家」とは何か?という問いが出てきました。

 

 

その生徒はさっそく辞書を使って、「芸術の仕事をしている人」という意味であること、

「芸術家」には「音楽家」「画家」「写真家」などがいることを調べました。

「画家」って?と尋ねると、「絵をかく人!」と元気な返事。

じゃあ「作家」は?……別の生徒から、「……本をかく人?」その通り!

 

 

「家っていう漢字は、人って意味があるんだね~」と、みんなで納得したのもつかの間、

今度は、「でも、看護師とか、保育士ってのもあるよ!」との声。

確かに、「師」や「士」も人を表すことば。

「弁護士」「医師」「美容師」など、次々と出てきます。

 

 

そこでまた4年生がひと言。「どういうふうに使い分けているんだろう~?」

待ってましたとばかりに隣で作業をしていた塾長が顔をだし、

「『師』・『士』はその資格を持っている人、『家』はそれを好きでする人を意味する」

ことを教えてくれました。

最初はピンときていないようでしたが、先ほど挙げたことばを踏まえて考えると、

なるほどね、と納得した様子。

自称 芸術家 は成り立つけれど、自称 看護師 は成り立たないということだ。

 

 

わずか数分のやりとりでしたが、

一つのことばから、他の多くのことばについても考え、きまりを知る、という

なんとも楽しい学びの一場面でした。

 

 



投稿者: フィロソフィア国語教室投稿日時: 2019年6月14日 17時03分