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読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。

わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!

苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。

慣用句や四字熟語はもちろん、和歌・俳句から文学史まで。国語に関して知っておきたい知識を、わかりやすくまとめてあります。

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フィロソフィア国語教室

〒168-0081
東京都杉並区宮前5-20-15

エリア:西荻窪・久我山・吉祥寺・荻窪

TEL/FAX:03-6454-2485

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卒業生からのメッセージ(北海道大学在学生から)

 

はじめに

 

私は2013年3月にフィロソフィア国語教室を卒業しました。

現在、北海道大学工学部環境社会工学科衛生環境工学コースに所属しています。

結局は理系の道に進んだ私ですが、私が何を坂爪先生のもとで学んだのか、

そしてそれがどう今に活きているのかを時系列に沿って述べさせて頂きます。

フィロソフィア国語教室への入塾を考えていらっしゃる方は入塾の際参考に、

すでに入塾されている皆さんにはこれからの勉学の指針としての一助となれば幸いです。

 

中学

 

私が、坂爪先生に初めてお会いしたのは中学2年生の頃だったかと思います。

当時はフィロソフィア国語教室の前身ともいうべき上野毛の教室に通っていました。

作文の授業を3,4人の少人数形式で受けていました。

作文の授業といっても本を読んでの感想文から

自分の意見を述べた小論文のようなもの、

さらには小説まで様々な文章の書き方を学びました。

ここで、私は基本的な作文能力だけではなく、

読解力、ディベート能力を身につけられたと思っています。

この時期は感想文を書くために本を読み、

先生とお話する事で更なる読書欲が増し…という良い循環の中で

今までの人生(たった20年ですが(笑))の中で最も本を読んだ時期では

ないかと思います。

また、授業中は頻繁に意見交換が行われました。

レベルの高い仲間たちと共に切磋琢磨し、

また先生の厳しい質問に自分の意見の論理的矛盾や飛躍を指摘されながら

高いディベート能力を養えたと考えています。

ここで言うディベート能力とは、積極的に自分の意見を言う姿勢、

他人に物事を簡単に解かりやすく説明する能力、

相手の論理的な矛盾や飛躍に気付く能力、

議論中にアイデアを思いつく能力など多岐に渡り、

現在の私の大学生活のよりどころともいうべきものです。

現在私は、大学内の環境改善を目的としたサークルに所属しているのですが、

このスキルのお蔭でサークルの会議、イベントの司会をこなすことができています。

また、大学の課題(プレゼンやレポートなど)でも高いアウトカムを

私にもたらしてくれるものです。

これは、恐らく社会に出てから私の助けとなるものだろうと確信しております。

作文自体は、読者が読みやすいようにするにはどうすればいいのか、

伝えたい事を強調するにはどうすればいいのか等を

指導して頂きました(この文章が読みやすいものになっているかはさておき(笑))。

これもサークルの企画書等の書類、大学のレポート制作等の助けになっています。

また、あまり意識はしていませんでしたが、

私が東京大学の入学を志し始めたのはこの時期ではなかったかと思います。

東京大学の学生(当時)が身近にいるという環境は、当時、特に勉学の

明確な目標が無かった私にとっていい刺激となった事は言うまでもありません。

坂爪先生にお会いするまでは、想像もできない雲の上の存在のようであった東大生という

存在がイメージのしやすい少しは身近なものになり、勉学の励みとなりました。

実際、高一には実際に東大のキャンパスを先生自らに紹介して頂き

胸が高鳴ったことを覚えています。

結局は東大合格には届かなかった私ですが、

この時先生に触発されて東大を目指す事が無ければ今ここにいませんし、

貴重な体験をすることは無かったでしょう(貴重な体験については後述します)。

 

高校

 

高一になって西荻窪に教室が移ってから自宅が遠くなり、

定期的に教室に伺う事が減ってしまいましたが、

個別で指導をして頂いたり、長期休みの講習に通っていました。

当時苦手だった古文・漢文や、(少し早かったですが)東大やセンターの過去問を

やっていました。

早めから対策していたお蔭か、受験期は現代文にあまり時間を割く事なく

理系の科目や英語に集中する事ができました。

先生のご指導の賜物で、理系ではめずらしく国語もそれなりに武器にしていたかと思います。

受験直前期は割と頻繁に個人指導をして頂き、

過去問(センター、二次両方の国語)の演習と採点をしていただいていました。

その際、毎回他の教科の進捗を確認してくださったので励みになり、

また様々な相談がしやすかったことを覚えています。

中でもよく相談に乗ってくださったのは、志望校や学科の選択でした。

高校生の頃の私にとって、大学の専門分野のイメージは付きにくく、

学部学科の選択には苦難しましたが、先生の幅広い知識からのお話で

イメージを持つことができました。

また、受験直前期では志望校に必要とされる学力が足りず、

様々なプレッシャーから志望校を変更したくなる事が何度もありましたが、

先生の勉強したい所に行く事が一番大事であるという姿勢から勇気をいただき、

踏みとどまる事ができました。

センター終了後、出願の際に私は理科Ⅰ類、Ⅱ類のどちらに出願するかで

私は頭を悩ませました。

Ⅰ類が私の第一志望でしたが、例年Ⅱ類の足切り点はⅠ類よりも低い事が

データからわかっていたからです。

一方、データからはセンターが難化するとⅠ類からⅡ類に志望者が移り、

ややⅠ類の足切り点の方が低くなる事もわかっていたのです。

様々な方に相談しましたが、大体の人の見解はⅡ類に変えるべきであるとの事でした。

しかし、先生はⅠ類が自分の学びたい分野ならば、

そのまま志望を変えるべきではないと思うが、

自分の正しいと思う方に出願すればよいとおっしゃいました。

結果は、Ⅱ類に出願し足切りになってしまいました。

私の受けた年は、Ⅰ類の足切り点が下がりⅡ類の足切り点と差が付くというものに

なったのでした。

先生の言った通りにしていれば(笑)などと悔やんだりもしましたが、

先生が自分の正しいと思った方を選べばよいと言ってくださったおかげで、

自分が選んだ道なのだから仕方がないと早く立ち直ることができました。

足切り発表後、残る試験は北大の後期のみで科目も数学と物理の二つのみでしたので、

先生に国語を教えていただく事は無くなりましたが、

足切られた直後のメンタルケアをして頂きました。

この足切られた事が先に挙げた“貴重な体験”という事になります。

一か月近く後期試験まで間が空くというあまり聞かない事例ですが、

今まで東大受験という事でただでさえ多い受験科目に追われて

どの教科も中途半端になっていた私は、一か月という長い時間を

ゆっくり二つの教科のみに費やす事ができ集中して勉強でき、

私の人生のなかで最も濃い一か月となるように感じます。

今思い返しても、この一か月のおかげで北大に合格できたのですから、

足切りにあった事を悪く思う事はできません。

受験というのは何が起こるかわかりませんが人間万事塞翁が馬とはよくいったものです。

 

大学

 

坂爪先生には、大学入学後もお世話になっています。

ここがフィロソフィア国語教室が、普通の学習塾と大きく違うところと言えるでしょう。

他の塾でも、先生と卒業後も縁がある事は珍しくは無いかもしれません。

しかし、その大体は昔話に花を咲かせるというものに終わってしまうのではないかと感じます。

坂爪先生と大学で専門的な事を学んでからお話する、先生の思慮深さにただただ驚くばかりです。

また、自分の将来についてじっくり相談できるのも先生ぐらいです。

先生に相談すると、自分の将来プランの曖昧な部分や、

不可解な点が露わになり客観的に自分の事を理解する事ができます。

また、私の夢がどんなに現在の私とかけ離れているものであろうと、

先生は私の事を全肯定し応援してくださいます。

これが私にとってどれだけの支えになっているかは言うまでもありません。

 

結び

 

フィロソフィア国語教室の教育を有名店のラーメンに例えるならば、

塾を迷っているあなたはまだ香りを味わっている状態でしょうか?

作文の授業を受けているあなたはスープを嗜んでいるところかもしれませんし、

古文漢文の授業を受けているあなたはトッピングに舌鼓をうっているところかもしれませんし、

受験の指導を受けているあなたは麺を味わっているところでしょう。

そうなると、大学に入学した皆さんは“替え玉”を注文することに迷うまでもない(笑)と、

そう私は思います。

最後に、今まで親切にしてくださった坂爪先生への感謝と

フィロソフィア国語教室のさらなる繁栄を願い、

私が精進することでフィロソフィア国語教室の名声に寄与することを約束して、

しめの言葉とさせて頂きます。

長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

       (2013年卒業 北海道大学工学部2年 平野誠也)



投稿者: フィロソフィア国語教室投稿日時: 2014年12月8日 13時47分